自分だけのAIの相棒「AIBO」を作ってみた。チャットを増やさず、日常の用事をひとことで頼む設計
佐野 泰喜
· 📖 約10分
自分だけのAIの相棒「AIBO」を作ってみました🙌 「筋トレを記録して」「今から1時間、資料作成」。そんな小さな用事を、ひとことで頼める入口です。ChatGPTやClaudeは使っているけど、毎回チャットを探すのが面倒。そう感じている方に向けて書きます。
テーマ: AIツールを歯科で使ってみた | すべてのテーマ
「筋トレ記録して」を、どこに言えばいいのか問題
ChatGPTやClaude、Codexを使っていると、ふと思うことがあります。「もっと気軽に、日常の小さな用事を頼めたらいいのに」と。
「筋トレを記録して」「今から1時間、資料作成に使う」「今日の予定は?」
そのたびにプロジェクトを選ぶ。前に話したチャットを探す。正直、ちょっと面倒なんですよね。
僕は、過去の会話を読み返したいわけではありません。必要なことを伝えて、記録されて、必要なときに取り出せればいい。
それを自分の使い方に合わせて作ってみよう。そう思ったのが始まりです。
「ChatGPTやClaudeでよくない?」と思いますよね
その通りです。相談したり、文章を作り込んだりするときは、僕も普通に使います。
今回欲しかったのは、もっと賢いAIではありませんでした。自分専用の「受付」です。
「今から1時間、資料作成に使う」は、相談したいのではなく、宣言して記録したい。「筋トレを記録して」なら、保存の仕方を毎回説明せずに、決まった場所に残してほしい。
ChatGPTやClaudeでも、機能や設定を組み合わせればできることはあります。でも、自分が繰り返す用事に合わせて、入口から処理までの動線を決められる。そこに、専用アプリを作る意味を感じました。
画面を増やすより、ひとことで済むほうがいい
最初は「ダッシュボードがいる?」「話題ごとに会話を分ける?」とも考えました。
でも、管理する画面を増やしたいわけではないんですよね。いつも同じ入口から話しかけて、用事が済めばいい。
なので、まずはこの3つから作りました。一つの画面で依頼できること。記録を保存して検索できること。処理中・完了・失敗・確認待ちが分かること。
見た目は、毎日開きたくなるようにドット絵のキャラクターにしています。
作ってみたら、想像以上につまずきました
Macでは開くのに、iPhoneでは真っ白。接続済みと表示されているのに、読み込みが終わらない。
「なんで開かないんだろう?」を何度も繰り返しました。今回は、端末間の接続許可が足りていないことが原因でした。設定を直して、ようやくiPhoneから使えるところまで来ました😂
音声入力や、送信した文章が入力欄に残る問題にも、まだ向き合っています。画面ができたことと、日常で使えることは別なんですね。
現在は、自分のMacを動かして使う構成です。端末の中だけで動くAIではなく、AI処理には外部のCodexを使います。Apple Watchや定期自動化など、確認・実装が残っている部分もあります。
売り物にするというより、まず自分の生活で使って、育てていく段階です。
ここから先は、「どう設計したか」の話です
使ってみた感想だけでなく、自分でもこうした相棒を作りたい方へ。
この先では、AIBOで採用した設計と、これから改善する設計を分けて解説します。
- ●一画面のまま、処理を分ける考え方
- ●画面・記録・AI接続を分離する理由
- ●会話の履歴と、検索したい記録の分け方
- ●必要な情報だけをAIに渡すための設計案
- ●AIを呼ぶかどうか、モデルをどう選ぶか
- ●iPhone接続でつまずいた原因と確認の順番
- ●自分用の仕様を整理する、AIへの依頼テンプレート
この記事は、開発中の実例をもとにした「設計解説」です。ソースコード一式の配布、すべての機能ができあがったアプリ、誰でも同じ結果になる手順書、個別サポートは含みません。必要な情報だけを渡す仕組みは改善案で、トークン削減率は測っていません。
自分の用事をどう分解し、何をAIに任せるか。その判断の参考として読んでいただければと思います。
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この記事のまとめ
欲しかったのは、もっと賢いAIではなく、自分専用の「受付」。画面・記録・AI接続を分けて作ると、あとで育てやすい。作ってみると、iPhoneで開かないところから大きくつまずいた。
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この記事は、佐野の個人開発の体験談です。歯科AIナビ編集部の検証記事ではなく、本文はすべて佐野本人の一人称で書いています。
参考・出典
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歯科医師・MBA / 株式会社HAMIGAKI 代表取締役
歯科医師としての臨床経験をベースに、AI×歯科経営の実践研究を行う。歯科AIナビを運営し、全国の歯科医師・院長へのAI活用支援に取り組む。





